SX-70 FOREVER BLOG

ポラロイドの豆知識

ポラロイドのレンズ

こんばんは、タドコロです。



突然ですが、
SX-70の写りって素晴らしいですよね。

幻想的で優しいあの写りは唯一無二です。
まさにポラマジックという言葉がぴったりです。

で、もちろんポラの幻想的なところも素晴らしいのですが、
僕が今日お話ししたいのは「SX-70のレンズそのもの」についてなんです。





ポラの写真ってボケ味が滑らかで優しくて、すごくきれいだなー
と思ったことありませんか?

この話をしてもあまり賛同を得られないのですが、
『SX-70の写真はボケ味がきれい』

これは僕の中で絶対的に譲れないポイントです。
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ところがフィルムの特徴が目立ち過ぎて、そこばかりがフォーカスされがちです。

でもあの柔らかい描写を生み出すには、当然レンズの要素も重要なはずです。

ポラ写真を良く見ると、ボケ方がなんとも滑らかで優しいきれいなボケをしてるんです。
「これは単純にレンズが素晴らしいのではないか」と、常々思っていたわけです。




とそんな折、先日あるお客さんとそんな話になって、
お互いに「そう!そうなんですよ!」と、わっしょいわっしょい盛り上がっていました。

そしたら、なんとその方が
最新機種のフルサイズで撮れるデジカメ「Canon EOS 6D」にSX-70のレンズを付けて、
『ポラロイドのレンズの描写って、どんなもんじゃい』という実験をしてくれました。




結果はこちら。
(写真をクリックすると少しだけ拡大します)
写真写真[10]

写真[3]
写真[9]
写真[4]写真[11]

すっっっげ!!
ポラレンズ、すっっっげ!!





あれだけポラレンズを絶賛していた僕たちですら、度肝を抜くほどの圧巻の描写力。

シャープな解像と豊かな階調。しっかりとしたきれいな色再現。
そして、きれいなボケ味。
上の2枚を見ると、被写界深度の浅さがよく分かります。

もう、大判のレンズですか?ってくらいの写りです。
侮り難し、ポラレンズ。






・・・しかし、このレンズを使って、どこをどうしたらこういう描写になるんだろう。

SX-70は「アラジン」という愛称が付いていますが、あのカメラはまさに魔法の箱なんですかね。
そのベールは僕の中でまだ、謎に包まれたままでございます・・・

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しかし、それもまたポラマジックなり。
だからポラって面白い。




終わり。

中判実感レポート

みなさまこんばんは、平林です。

最近よく、こんなことを聞かれます。



「ポラロイドって中判ですよね。」

とか、

「ポラロイドって6×6ですよね。」

とか。



ふむふむなるほど。
考えたこともなかったから考えてみよう。





BlogPaint


実際に計ってみました。




まあ、ほぼ6×6ってことでいいですかね。
立派な中判カメラです。



確かに、ポラロイドのボケ味ってすごくきれいなんですよね。
今思うと、それはポラロイドが中判カメラだったから、ってことなんでしょうね〜。
中判カメラの意外な伏兵、発見したナリ。


〜ポラ遊び〜 ポラロイドの奇跡。星ボケ写真

『ポラロイドで遊ぼう』


最後の遊びを飾るのはこれです!

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星ボケ写真〜〜〜!!!



時に意図せず出て来るこの
☆星型のキラキラ☆
これを星ボケと呼びますが、いろいろな条件が重なった時に見られる現象です。




まず、カメラは
SX-70かSLR680・690を使用することが第一条件。



これらのカメラは強い逆光など、ある一定の条件下で撮影すると下の写真のように
シャッター幕(正確には絞り羽根)の形が十文字形の星形になります。

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次に「点光源」と呼ばれる小さな粒状の光があること。
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水面・木漏れ日・街灯などキラキラした、細かくて小さな光を探します。







星ボケ写真を撮るためには、「点光源」はわざとピントを外して撮ります。
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すると光が滲んだようになるのですが、この時にシャッター幕が星形になると、
この滲みが星ボケ写真になります。

img004

こんな感じで出来ました。





〜まとめ〜


・強い逆光であること。
・点光源のピントを外すこと
・あとは、運




この3つが揃うと、発生することがあります。
狙って撮るのは難しいですが、星ボケが出そうな条件が揃ったら挑戦してみましょう。

成功したら、それはきっとポラロイドの精からの贈り物かもしれません。





2012年1月12日のカレンダーに参加してくれた 
佐藤晶さんにもポラロイドの精が舞い降りていました。
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手前側、ザクロの果実が反射してたくさんの星が発生しています。






*どうしても星ボケを自分で作り出したいという人は、
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受光窓にライトで光を当てながら撮ってみると、成功することもありますよ。
ライトの強さや明暗コントロールは色々と試してみて下さい。


〜ポラ遊び〜 2枚の写真を1枚に重ねてみよう。多重露光

多重露光


「1枚の写真に2枚の写真を重ねて撮る」
多重露光と呼ばれる技法があります。


もともとそのカメラに多重露光の機能が付いているものであれば容易に行うことができますが、
ポラロイドには多重露光の機能は付いていません。

しかし、やり方によってはポラロイドでも多重露光が可能です。
今回はポラロイドの『多重露光』についてご紹介します。

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やり方は以下の動画を参照して下さい。





〜〜〜マスク〜〜〜

このような形のマスクを製作します。

IMG_0425

「フィルムの代わりに1枚何か別のモノ」を排出をすることが目的なので、
右のような一枚の長い板だけでも多重露光が可能です。

紙だとすぐに曲がってしまうので、プラ板を使うと良いでしょう。
あまり厚過ぎるとローラーを通過しないため、0.5mm厚くらいのものがおすすめです。


【多重露光セット】
<SX-70 FIRST MODEL>
<SX-70 MODEL2>

〜ポラ遊び〜 ポラロイドで半分写真を撮ろう。ハーフ&ハーフ

ハーフ&ハーフとは?


「一枚の写真を半分ずつして撮る」
ハーフカメラと呼ばれるカメラがあります。
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ポラロイドは「ましかく写真」の代表的なカメラの一つですが、
そのポラロイドましかく写真を半分ずつ撮影して遊んでしまおうというのが、
今回紹介する『ハーフ&ハーフ』です。
img151



やり方は以下の動画を参照して下さい。





〜〜〜マスク〜〜〜

このような形のマスクを製作します。

IMG_0414


フィルムに入ってる遮光紙などを上手に使って、
フィルム面が半分隠れるように設計しましょう。

紙だとすぐに曲がってしまうので、プラ板を使うと良いでしょう。
あまり厚過ぎるとローラーを通過しないため、0.5mm厚くらいのものがおすすめです。



今回、「手作りハーフ&ハーフ用マスク付きのセット」をご用意いたしました。
製作に自信の無い方は、こちらをご購入下さい。

セット付きの商品ページはこちらから

【ハーフ&ハーフセット】
<SX-70 FIRST MODEL>
<SX-70 SONAR ONESTEP>



〜ポラ遊び〜 油絵のようなマニピュレーション

マニピュレーションとは?

撮影後のポラロイドフィルムの写真を上から擦り、フィルム内の現像液を崩すことで、
まるで油絵のような絵画調の写真を楽しむ技法のことです。

(サンプル例)
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予備知識

ポラロイドのフィルムには
ポッドと呼ばれる袋があり、そこに予め現像液が入っています。
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そして、シャッターを押してカメラから排出される時にローラーを通り、
それにより現像液の袋が破れ、画面に現像液が行き渡ります。
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ネガ面は透明のシートで覆われているので、
撮影直後にネガ面を触っても、現像液がくっ付かないようになっています。
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現像液が行き渡った直後は、シート内の現像液はまだ乾いていません。



そこで、
『現像液が固まる前に外から圧力を加えて、中の現像液を滲ませたり歪ませたりして、写真を変形させてしまおう』
という遊びが、マニピュレーションなのです。






マニピュレーションの遊び方


道具は「先の尖り過ぎていない棒状のもの」を用意して下さい。
手っ取り早いところでは「割り箸」なんていうのもOKです。
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PXフィルムは、24時間くらい経っていてもマニピュレーションが可能です。
撮影直後の5分間はしっかりと遮光をして、そのあとから始めましょう。

少し温めた方が現像液が柔らかくなるので、マニピュレーションしやすいです。
(温めすぎると写真が変色するので、注意しましょう)

具体的なやり方は以下の動画を参考にして下さい。







現在発売中のPXフィルムは、全てマニピュレーションが楽しめます。
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PXフィルムの商品ページはこちらから。





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ポラロイドカメラの商品ページはこちらから。



〜PXフィルム〜 寒さ対策

こんばんは、タドコロです。

大阪でのポラロイドワークショップの時に、
最も発色の良い「PX680 GOLD EDITOIN」を使ったのですが、
雪がちらつくほどの寒さのため、あまりうまく発色しませんでした。

そんな時はカメラとフィルムを暖めてあげて下さい。
温度が違うと写真の出来上がりがだいぶ変わってきます。



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左:室温(24℃)            右:外気(4℃)




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左:室温(24℃)            右:外気(4℃)





暖める方法としては、

・撮影後、写真をポケットに入れる。

・カイロを使用する。

・温かい室内へ移動する。

などが考えられます。




また外出時でも

・カメラを身体に密着させて暖めたり、

・カイロをあてがったりして

本体を暖めておくことも効果的です。





ポラロイド社製フィルムの時代でも、
コートの中に忍ばせて本体を身体で暖めておいて、撮影をおこなっていたプロのカメラマンさんが居ました。



インスタントフィルムって温度が大切なんですね。
人間と一緒です。冷えにご用心!

SX-70とSLR680の違い

こんばんは、タドコロです。

「SX-70とSLR680って、どう違うんですか?」

よく聞かれます。

「オートフォーカスが機能が付いていて、さらにストロボが内蔵されているので便利ですよ」

スペックの上で言えば、2機種の違いはそんなものですが、
そんな、説明書に書いてあるようなことだけでは計り得ない大きな違いがあります。




僕がSLR680をおススメするポイントはもっと違うところにあります。
それは僕個人の経験からくるものなのですが・・・



SLR680の最大のポイントはシャッタースピードが速いことです。



はい!
今、「ふーん・・・」って思ってたあなた!
まずはこれを見て!





どうですか?
シャッタースピードの差を感じていただけましたか?

屋外や明るい室内ならそんなに差は出ないのですが、
暗くなればなるほどシャッタースピードの差は大きくなっていきます。




これでもまだ「へー・・・」とお思いのあなた!
じゃあ、これならどうですか!?


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

*全て明暗コントロール真ん中で撮っています。


明るい室内
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SX-70(ND装着)                SLR680





暗い室内
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SX-70(ND装着)               SLR680



::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::



同じ条件で同じ様に撮っても、SX-70とSLR680ではここまで結果が変わってくるんです。

一目で分かるのはSLR680で撮った写真が引き締まっていることです。
明暗のコントラストがしっかり表現されています。

SX-70はシャッターが長い分、光を拾い過ぎてしまい全体的に明るくホワホワッとした写りになっています。
また、単純にシャッターが長い分、どんなに頑張っても少なからず手ブレをしてしまいます。





日中屋外などの明るい所では
「SX-70」と「SLR680」の写真にそこまで明確な大きな違いはありません。

しかし、室内撮り・日陰・夕方・夜景など、
撮影環境が暗くなればなるほど、出来上がる写真の差は大きくなっていきます。





人と会う時は、レストランやカフェなどの飲食店や、誰かの部屋
という条件は比較的遭遇するのではないでしょうか。

また、結婚式の小道具としても活躍するポラロイドですから、
そういう時は落ち着いた照明の室内で使われることも多いでしょう。

そういった時に「ポラは手ブレするから」で終わらせるのではなく、
ぜひSLR680を使って欲しいのです。

『人を撮る』ことはポラを使う時の、楽しさの一つだと思うのです。






「柔かさ」と「切れの良さ」
それぞれに相反する魅力を持った「SX-70」と「SLR680」

僕はお店で、すでにポラロイドを持ってる人に2台持ちを提唱することがあるのですが、
それは上にお話ししたような理由があるからなんです。

TPOで使い分けると便利で楽しいし、
結果、失敗が少なくなりランニングコストも抑えられますしね。




さぁ、すでにポラロイドを1台お持ちのあなた!
他人事だと思わずに、もう1台手に入れて使う場面を想像してみてください。

きっと新たな楽しいポラライフが待っているでしょう。





最後に・・・

真っ暗でストロボ
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SLR680

割り切りポラロイド

こんばんは、タドコロです。

category_img_market


22日まで開催中のフレアマーケット。
いつもはなかなか手が回らないようなカメラ達を紹介しているわけですが、
今日はこんな商品を掲載してみました。



POLAROID SONAR AutoFocus  \12800
1_014001000020



POLAROID SLR680  \19800
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え?うちでは別にポラロイドは珍しくないって?

でも、ほら。
値段をよーく見て下さい。

とっても安いね、これ。



「なんで?」って聞かれたら、
そこには立派な(?)理由があります。



オートフォーカスが効きません。



なるほどー。

でもこれ。
マニュアルでピント合わせをすれば、普通に撮れちゃうんですよね。

オートフォーカスモデルの内部って、
マニュアルで撮るための大元のマニュアル基板部と、オートフォーカスの基板部とあるのですが、
この2つを繋ぎ合わせているんです。

DSC_0041DSC_00410

マニュアル基板                オートフォーカス基板



だからオートフォーカスの基板が壊れてしまっても、
大元のマニュアル基板が生きていれば、1stモデルなどのマニュアル機と同じように使えるんです。

DSC_0041






なので商品説明を見て下さい。
なんと『6ヶ月保証』付き!

これは『マニュアル撮りならちゃんと使えますよ』っていう自信の裏返しです。
これなら安心ですよね。




どうですか?
ちょっと興味湧いてきましたか?

これからポラロイド使ってみたい方も。
次のポラロイド探してる方も。

オートフォーカスのことを割り切っちゃえば、結構お得だと思いますよ。




さて、そして。
明日は「SX-70」と「SLR680」との違いについて、ちょっとお話ししちゃいますよ。
読んだら余計に欲しくなっちゃうかもしれませんよ。
心して読んで下さいね。



続く。

〜ポラロイド〜  それは高貴なるカメラ

こんばんは、タドコロです。

先日の話ですが、ご来店いただいたお客様で
『ポラロイドに30年勤めていました』という方がいらっしゃいました。

なぁ〜〜にぃ〜〜???とばかりに
当時の話や商品のことを聞きまくり、色々と教えていただきました。

当時の資料を探してもなかなか出てこないし、分からないこともありますから
リアルに知ってる人のお話が聞けるのは、実に貴重なことです。





その中で出てきた
「SX-70が出たばかりの頃はフィルム1箱3200円で売ってたなぁ」
の言葉には、正直驚きました。

その話の前置きとして
「カメラを78000円くらいで売ってたから、給料の2〜3倍したもんなぁ」
という話があったんです。

調べると諸説ありますが、高卒者の初任給が5〜6万円くらい。
2倍までいかないまでも高級品だったことが分かります。


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その時代でフィルムが3200円!10枚で!
1枚あたり320円!

いまの価値だと、1枚1000円くらい!
なんたる高級品!

ポラロイドはお金持ちの遊びだったんですね。
実は貴族のカメラだったんです。(←言い過ぎ)

これを聞いたらIMPOSSIBLEのフィルムが高く感じなくなりました。
そしてこれからうまく回っていけば、いつかフィルムが安くなっていくのかも?
などと勝手な期待を抱きつつ、今日もポラロイドを撮るのでありました。





最後に
「当時のポラロイドのフィルムってクォリティどうでした?」
という僕の質問に
「出たばかりの頃はそれなりに問題はあったよ」
という答え。



IMPOSSIBLEが徐々に進歩していく様を見守っていきたいですね。


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