SX-70 FOREVER BLOG

・ローライ35について

ローライ35の「なぜだかアンダーに撮れちゃう問題」を克服する。

みなさまこんばんは、平林です。


先日はローライ35を買おうかどうしようか迷っている人達に立ちはだかる壁
「目測式のピント合わせ問題」の解決法についてやまもとが解説致しました。

今日は、ローライ35を実際に使っている方々に立ちはだかる
「なぜだかアンダーに撮れちゃう問題」の解決法をお話します。


ローライ35には露出計が内蔵されています。
DSC09929
白い針が光の強さによって動き、オレンジの針が
自分で設定した絞り・シャッタースピードによって動きます。
白い針にオレンジの針を重ねあわせると適正露出になります。



ローライ35に搭載されている露出計は、日向での撮影は全く問題ないのですが
08230003




日陰であっても光を敏感に感知してしまい、
結果、露出アンダーの写真になってしまうことが多いようです。
54070012




それを防ぐ為には、使用フィルムの感度設定をあらかじめ低くしておけば良いのです。
レンズに向かって左側、絞り設定ダイヤルの前面に使用フィルムの感度合わせがあります。
BlogPaint

例えば感度400のフィルムを使うのだとしたら、感度設定は200にしておきます。
(DINはASAのドイツ表記です。)
DSC09931
フィルムは感度が低い方がより多くの光を必要としますので
実際に使用するフィルムよりも低い感度で設定しておけば露出アンダーになりません。


日陰でもこのとおり。
FH000004




ローライ35は軽くてシャッター音も静かなので夜景の撮影も簡単にできちゃいます。
77820013
慣れてきたらぜひ挑戦してみてください。



フィルム写真はアンダーに撮ってしまうと、どうにも綺麗にプリントできません。
せっかく撮った写真が残念なことにならないように、
ローライ35をうまく使いこなしてくださいね!


ローライの特集ページはこちら
bnr_main_690_special_rollei_n



ローライ35の商品ページはこちら







ローライ35の“目測式”を克服する。

どうも、やまもとです。


本日は、、、、

学芸大学の写真屋モノグラムさんにお邪魔して、
「フィルムカメラのススメ 〜ローライ35編〜」

20150821_1539685

ワークショップに講師として参加させてもらいましたー。


myローライ35Sを持参しての参戦!

DSC_9273


やっぱ、良いです。使う度に思います。


ただ、今日のお客さんたちはフィルムカメラ初体験の方も多く
一番不安に感じられていたのが

「目測式って、、、ピント合わせるの難しそう、、、」

そう、ピント調整が自分で距離を測って合わせる“目測式”が壁となり
このカメラを難しい様に考えてしまい、しまいには

「絶対、使いこなせない。。。」

と、尻込みをして、せっかくの良いカメラなのに手が出せないという
無限の負のループを彷徨う人が結構居るのです。



そんなの、The思い込みです。


その思い込みを取っ払うための、本日のブログです。
これさえ知れば、ローライ35が超絶楽しく使いこなせるので
少々長文ですが、とりあえず最後までお付き合いください。


まずは、何枚かぼくの撮った写真を見てもらいましょう。


000007

000017

000026

000019

フィルムはフジPRO400H使用、現像はフィルムの特徴仕上げでプリントしてもらいました。

これらの写真、ボケてるところがなく
全部にピントが合っているんです。


ぼくのスタンダードの使い方は
ローライ35は、とにかく絞る!!!


これに尽きます。


何が言いたいかというと
要は、F8〜22に絞って、とにかく手前から、奥まで
全部にピントが合う様にしてあげれば、ピントを外す心配すら無いワケです。


たとえば、F16に絞りを設定します。


DSC_9275


さらに、ピント調整ダイヤルの下の、三角の両サイドの“8”と“16”と記してあり
これの右側の“16”に∞(無限遠)マークを合わせます。


DSC_9278


そして、反対側の“16”をの上の数字を見てみると、“2m”と記してあります。

DSC_9281


このようにすれば
「自分から撮りたいものが2m以上離れれば、全部にピント合うよー」
と、ローライ35が教えてくれてるのです。


屋外で、街撮りとか、記念写真とか、スナップ撮るとき
大体、2m以上離れて撮りますんで、さっきのぼくが撮った写真の様に
ピントはほぼ外さずに撮れちゃいます。


そう考えると、もはやピント調整をいちいち考えなくても
バシバシ撮影が楽しめちゃうっていう素晴らしきかな、ローライ35。


夏フェスのローライ35ワークショップでも、本日のフィルムカメラのススメも
まずはここを習得してもらったら、初ローライ35でも
失敗も少なく、それはそれはきれいにみなさん撮れてました。


「デザインがカッコいいのに、目測式が難しそう!!」


もう、そんなこと言わせません。
実際に聞いてみないと分からない!という方がいたら
是非、お店に遊びに来るか、お電話ください。


ローライ35の楽しみ方を直接ご教授しますんでね。


それでは。


※ちなみに、ワークショップの雰囲気等は
 後日モノグラムさんのブログにて紹介してもらいますので
 そちらをお楽しみにしてください。。。


*ローライ35が気になる方はコチラ*

ローライ35倶楽部

こんばんは、タドコロです。


昨日クセナーレンズ搭載のローライ35が入荷したことで、
久しぶりにローライ35全4種類のレンズが勢揃いしました。
オンラインショップにも掲載されております。

P4200246
なんたる幸せ・・・なんたる贅沢・・・


*ローライ35の種類や描写については下記をご参照ください。
→ローライ35の種類について〜その1〜
→ローライ35の種類について〜その2〜
→ローライ35の描写について






さて。
店舗の壁にローライ35で撮った写真を四つ切ワイドまで引き伸ばして飾っているのですが、
大抵の人はその写真を見てビックリします。

DSC01261
(ワタクシが手に持っているのが通常のプリントサイズ、L判です)

何故かというと、
「四つ切サイズまで大きく引き伸ばしてるのに、全然荒れないから

img158
どこまでも滑らか・・・
ローライ35の魅力の一つに描写力の凄まじさがあげられます。






ある方が言っておられました。

下手な国産中判カメラだったら、同じサイズまで引き伸ばした時にはローライ35の方がきれいだよ
と。

35mmフォーマットなのに、おそるべしローライ35・・・






さて、そんなローライ35を使った撮影会が5月4日に開催されます。
初めての人は使い方も説明しますので、みんなで写真を撮って遊んじゃいましょう。

img_main_rollei35_2

楽しいぜぃ。




〜毎日カメラ〜   ローライ35大会

IMG_1830

どーもー。
タドコロです。
平林です。
2人合わせて、毎日カメラーズです。
漫才はやりません。




本日、毎日カメラーズからお届けするのはこちらです。

・ローライ35 ドイツ
・ローライ35 ゾナー
・ローライ35 クセナー
・ローライ35 LED

ご覧の通り、本日はローライ35祭りです。わっしょい。







早速ですが、タドコロの推しカメラ一発目は、こちら。

Rollei35 MADE IN GERMANY
IMG_1833

んまぁーっ!しかしっ!!
これはコンディションが良いこと、良いこと。

最近入荷するドイツ製は良いもの続きでしたが、こいつは中でも抜きん出てキレイです。
これからローライ35を買おうと思ってる人にはもちろんですが、
ローライ35ドイツをすでに持ってる人にも、買い替えを勧めたくなるくらいの美品です。

製造開始からわずか数年間しか作られなかった、本国ドイツ製のローライ35。
本家ツァイスのテッサー、大きいファインダー、素材へのこだわり。
本場ゲルマン魂の結晶です。

IMG_1834

ケース、ストラップ、レンズキャップも付いてます。
真面目に、買い替えいかがですか?

【Rollei35 MADE IN GERMANYをもっと詳しく見る】







続いてタドコロの2発目。

Rollei35S BK
IMG_1835

こちらも人気機種の"ゾナー"です。最近じわじわと高くなってきました。

レンズにHFTコーティングがされていて、シャープさとコントラストが高まりました。
テッサーと比べて赤や黄色などの原色が強くでることが特徴です。
メリハリの効いた写真が撮りたい人には、ゾナーがおすすめです。

テッサーと比べると半絞り明るいというメリット!すごく魅力的ですよね。
実際は目測での開放接写は難しいので、ワタクシはしませんが(笑)

IMG_1837


ただ、そこにロマンを感じてしまう気持ちは、良〜く分かります。

【Rollei35S BKをもっと詳しく見る】








続いて、平林の推しローライ。

ローライ35というド王道のカメラの中で、私、平林が一番好きなのは
圧倒的希少種の「クセナー」レンズです。

Rollei35 Xenar BK
IMG_1831

このレンズ、味のある描写をするんだなぁ〜。
確かに、テッサーやゾナーのキレのある描写が好きな方には受け入れられないでしょう。
ともすればB級と表現したくなるような感もあります。
でもねぇ、そこがいいんですよ。輪郭が少しにじんだような、ピンのあまーい感じ。
低彩度で柔らかい描写は”クセナーレンズ+フィルム”の成せる技です。
テッサーとゾナーが在庫切れだったから採用されたってだけのレンズ。
IMG_1832

だけど、抜群の存在感だと思います。

【Rollei35 Xenarをもっと詳しく見る】







最後にもう一発、タドコロのおススメ!

Rollei35 LED
IMG_1847

出た!箱付き!
外箱は少しダメージありますが、中身は超〜〜キレイ。
未使用かい?って位のコンディションです。

こういうものは多少高くても、いっとくべきですね。
ポイントは「また見れると思います?」ってところです。
色々見てきた人のほうが、また見れるとは思わないはず。

トリオターの、あの甘さとシャープさが入り混じった描写も、心惹かれる大きな要因の一つです。
IMG_1846

イチゴ市へ
もとい、一期一絵。

クラシックカメラの世界はそういうものです。

【Rollei35 LEDをもっと詳しく見る】







〜入荷情報〜 ローライ、キテます。

みなさまこんばんは、平林です。
昨日に引き続き、本日もオンラインショップの新商品を紹介させていただきます。

今日は、みんな大好きローライ35!ローライ祭りでございます。

まずはスタンダードに・・・
2_006001000008

Rollei35 ブラックボディ Made by Rollei テッサーレンズ


人と違うオシャレを狙うあなたには・・・
2_006001000009

Rollei35 シルバー×レッド こちらもMade by Rollei テッサーレンズ


おっ!これは珍しいですねぇ・・・
z2602-2

Rollei35 クセナーレンズ
製造期間わずか8ヶ月の幻のレンズ、クセナーが入ってきました。
もちろん珍しいもの好きの方にもおすすめですが、テッサーやゾナーにはない独特の写りをしますので
そちらが気になる方にもぜひ。


むむむ、レンズをよーく見ると・・・
2_006001000007

Rollei35 カールツァイステッサーレンズ
ドイツ時代に使われていた、ツァイス製のテッサーレンズ。
工場がシンガポールに移った後も、しばらくは残ったツァイス製のテッサーを使っていました。
個人的な意見ですが、ローライ製のテッサーよりもツァイス製のテッサーのほうが若干描写が柔らかい気がします。


なんてこったい!オーマイガーーー!!
z2441-2

z2441-3


Rollei35 ドイツ製
不動の人気をほこる、ドイツ製のローライ35です。
なんていったって、見やすいファインダーにツァイス製のテッサーレンズに頑丈なボディと、
「ローライ35といえばこれじゃなきゃ!」と思わせるポイントがたくさん。
”GERMANY”の刻印を見るたびにニヤけてしまいそうですね。
こちらのローライ、かなり、コンディション良いです。


どうですか?気になるコ、いましたか?
あなたが気になるそのコは、皆も気になっているかも!ですよ。

商品ページで詳しく見る

〜入荷情報〜  ローライ35編

こんばんは、タドコロです。

サイト運営のmiya君は、追い込みのかかるサイトリニューアル作業に集中しているので、
今週は店舗の方から商品紹介をしていきます。



今日のカメラ達はこちら。
『ローライ35』
IMG_1557

うちの検索ヒット数でも常に高順位をキープしている人気カメラです。
見た目の良さ、写りの良さ、作りの精巧さ、
どこをとっても抜かりがない、間違いなく「傑作」と呼べるカメラです。


IMG_1548IMG_1550
最近、程度のいいものばかりが続けて入ってきていますが、
今回入荷の「ドイツ製」も、極上品でっせ〜。グットコンデションでっせ。
52500円




IMG_1551IMG_1552
そして人気の「S」も何故か、ブラックばかり続いていますが、今回もブラックです。
不思議ですね、ブラックの方が珍しいのにね。
遠くから見るとファインダーにちょっとゴミがいますが、実際に覗くと気になりません。
それ以外はかなりきれいです。
45000円




IMG_1553IMG_1555

あと、「TE」なんていうのもありますね。
LED式の露出計がファインダーに内蔵されてるやつです。
軍艦部の形がちょっと違いますね。
当然普通のやつに比べて、数は少ないですよ。
28000円
あ、でもプレミアは付きません(笑)





それと、純正アクセサリーも入ってます。

IMG_1565
テッサー用24mmフィルター
2500円


IMG_1566
ゾナー用30.5mmフィルター
2500円


IMG_1568
ゾナー用ラバーフード
2500円


IMG_1562
何気に珍しい、ネックストラップ。
(黒い方が通常のリストストラップ)
2000円



IMG_1563
誰が描いたのでしょう。
すてきな模様がペイントされた世界に一つだけのケース(左)
1000円


これらは各1つずつなので、早い者勝ちです。
お問い合わせは店舗までお願いします。
2aadc78d-s



ちなみに店舗のローライ状況。
IMG_1558IMG_1559
まるで、ローライの宝石箱や〜。
一番最初の画像と合わせてご覧下さい。



ウェブショップに掲載されているカメラも、実際に手に取ってご覧いただけますので、
ご来店の際は店舗のスタッフに声をおかけ下さい。
ウェブショップのローライ35のページはこちらです。

ローライ35の描写力 

こんばんは、タドコロです。
先日「撮り比べた写真を載せます」と公言したので、今日は写真を載せてみます。


『テッサー』『ゾナー』『クセナー』『トリオター』全て撮り比べてみたのですが、
4つ全部をまとめて説明すると長くてまどろっこしくなってしまいそうなので、
代表的な『テッサー』と『ゾナー』に絞って作例で比較することにします。




では早速、この2つのレンズを同じ条件で撮った写真を並べてみると・・・




*写真をクリックすると拡大します。
1474002814750027
左:Tessar 右:Sonnar
共に 絞り F8 ・ シャッタースピード 1/250 ・ 使用フィルム REALA ACE(ISO100)





まぁどっちも良く撮れてますね(笑)パッと見では違いは分かりません。
さすが天下のカールツァイス。どちらもシャープさが際立っています。

写真をクリックすると拡大してみると、
ここまで大きく引き伸ばしても、画像が荒れないことに驚きます。
実際に写真に焼いた時、もっと大きいサイズでも耐えられるくらい、高い解像力が自慢です。




この2つのレンズで撮った写真を良〜く見比べていくと、2つのことに気付きます。




まず一つは、色味の違いです。

1474002214750021

左:Tessar 右:Sonnar
共に 絞り F8 ・ シャッタースピード 1/250 ・ 使用フィルム REALA ACE(ISO100)


『テッサー』は白さが際立って、写真の印象をスッキリ明るいものにしています。
ピントのシャープさと相まって、キレの良さが強まります。
これが『鷲の目』『カミソリピント』と呼ばれる所以でしょう。


一方『ゾナー』の方は、『テッサー』の写真に深みを増したような、しっとりとコクのある仕上がりです。
『テッサーよりも一色多い』と言われるのも納得の写りです。






もう一つの違いは、ボケ具合です。

1474003214750031

左:Tessar 右:Sonnar
共に 絞り F4 ・ シャッタースピード 1/125 ・ 使用フィルム REALA ACE(ISO100)



同じF値で撮影してみると、『テッサー』よりも『ゾナー』の方がボケ味が強いです。
裏を返すと、これもやはり『テッサー』の方がスッキリして見える要因になっているように思います。
『ゾナー』の方はその分、印象が強い写真になると言えます。






‥‥‥これを言ってしまうと、この記事の存在意義を失ってしまいそうですが、
正直言ってそこまでは描写は大きく変わりません。

「虎」と「ライオン」はどっちが強いか、「赤パプリカ」と「黄パプリカ」の違いは何か、
みたいなもので、好みの問題と言えるレベルです。

ただ比べてみれば確かに違うので、自分が気分良く使えるのがどのカメラなのか
選ぶことが最善の選択だとと思います。

[商品の詳細を見る]





これで一旦、ローライ35の特集は終わりにしようと思いますが、
店舗にはたくさんのローライ35が並べてあるので、ぜひ手に取って見比べてみて下さい。
また、クセナーとトリオターの比較写真もありますので、興味のある方は声をかけて下さい。
IMG_1281



お問い合わせはこちらまでお願いします。
MAP

『ローライ35 TE』と『ローライ35 SE』

こんばんは、タドコロです。

ローライ35の種類について色々とご紹介したので、ついでにこちらをご紹介したいと思います。
『Rollei35 TE』『Rollei35 SE』です。
IMG_1232IMG_1231
『Rollei35 S』と『Rollei35 T』に、『E』の文字が付け加わりました。



『E』はElectoric(エレクトリック)の頭文字です。
通常の「ローライ35」とは、露出計の種類が違います。



通常の「ローライ35」は直読追伸式の露出計で、上からのぞいて合わせます。
IMG_1258




『E』の付く「ローライ35」は
ファインダー内にLED式の露出計が内蔵されていて、シャッターボタンを半押しすると、
ファインダー内で『赤・緑・赤』のランプが点灯するようになっています。

予めシャッタースピードを設定しておいて、ファインダーをのぞきながら絞りダイヤルを回して露出を合わせます。
(先に露出を決めてからシャッタースピードを合わせても、もちろん構いません。)


上の赤いランプが付いた時は、露出オーバー
IMG_1247

真ん中の緑が付いた時は、適正値
IMG_1248

下の赤いランプが付いた時は、露出アンダー
IMG_1249

ということになります。




他に違う点は以下の通りです。



ファインダーを覗いたままでも操作がしやすいように、絞りダイヤルのロックが取り除かれています。
(まれにダイヤルロック付きの物も見かけますが)
IMG_1235




軍艦に電池ブタがあるので電池切れの際、撮影の途中でも電池交換ができるようになっています。
(電池代が少し高いですが)
IMG_1251




レンズ収納ボタンはこの位置に変更されています。
IMG_1260






それ以外の操作・スペックは『Rollei35 T』や『Roleei35 S』と変わりません。
露出計の操作性が大きな違いですが、この辺りの操作性は好みによるところが強いので、
ビッと来たものを選んでもらえたら良いと思います。

[商品の詳細を見る]


ローライ35 ~『クセナーレンズ』 & もう1つのローライ35~『B級ローライ』

こんばんは、タドコロです。
昨日は『T』と『S』について触れましたが「ローライ35」にはもう1種類レンズがあります。
IMG_1187
それは『Xenar』(クセナー)レンズです。
ドイツの名門シュナイダー製です。



一説によると
『テッサーレンズが不足したため、シュナイダー製のクセナーレンズを搭載したモデルを約一年間製造した』
ようです。
レギュラー商品ではなかったので、ボディの刻印は「Rollei35」のままだったのでしょう。
IMG_1186




クセナーの描写は、シャープな『テッサー』とも、色ノリの良い『ゾナー』ともまた違っていて、
この2つと比べるとしっとりと落ち着いた、少しレトロな写りをします。
白の抜け感がきれいな『テッサー』に比べ、『クセナー』は若干ノスタルジックな色調です。

IMG_1187

数が極端に少ないので、コレクション欲や、他人と違う物が欲しい願望の強い人に向いてるのではないかと思います。
あるいは2台目・3台目として、と言ったところでしょうか。




::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


と、実はもう1つ。





今まで紹介してきた「ローライ35」とは別に、廉価モデルがいくつか存在します。
それらをまとめて通称『B級ローライ』と呼んだりするのですが、これはこれで面白さがあります。
IMG_1188
『B級ローライ』は、通常の「ローライ35」と比べてシャッターやボディの作りなど
色々と簡略化はされていますが、それでも立派に「ローライ35」の弟分です。



レンズは『トリオター』という3群3枚のトリプレットというもので、レンズも廉価版なのですが、
この『トリオター』は、時に何とも言いがたい存在感を放つことがあります。
IMG_1189
実際に撮ってみると、正直『テッサー』などと比べると線も滲みますし、描写は柔らかく甘めです。
この「柔らかく甘め」というのがポイントです。
「柔らかく甘め」とは言ってもカールツァイスのレンズですから
普通のカメラに比べたら充分にシャープな写りをしますし、潜在能力が高いです。
近〜中距離で条件がはまった時の、描写力には目を見張るものがあります。
個人的には若干ハレがかかったような白のヌケ感が好きです。


こう‥‥何て言うんでしょう。
甘過ぎず辛過ぎず‥‥というか、サッパリしてるけどコクがある‥‥というか、
うまく表現できないですけど、絶妙な味付けの和食を口にした時のような、忘れ難いクセになる描写をします。
IMG_1192



すでに「ローライ35」を1台持っている人が、2台目に欲しくなる『トリオター』レンズですが、
きっと“洗練された技術の高い料理ばかり食べていると、たまには家庭料理が食べたくなる”的な心理でしょうか。

1台スタンダードな物を持っているからこそ、2ndカメラとして活きて来る。
そんな位置づけのカメラと言えるでしょうか。

まぁ、つまりは弟分ですね。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

ローライ35 『T』と『S』の違い

こんばんは、タドコロです。
さぁ今日もローライ、ローライっと。

店頭で「ローライ35」を見てるお客さんに、
「この『T』と『S』って何が違うんですか?」という旨のことをよく聞かれます。
IMG_1182IMG_1183IMG_1185
そうですよね。
「Rollei35」や「Rollei35 T」や「Rollei35 S」とボディに刻印された、
見た目が同じようなカメラでは、違いはよく分かりませんよね。




というわけで、今日は『T』と『S』の違いについて少し。




「ローライ35」はカールツァイスの銘レンズ『Tessar』(テッサー)を搭載しています。
発売当初はこの1種類しかなかったので『Rollei35』というように、機種名のみ刻印されていました。
IMG_1180IMG_1179



ところが1974年に、
これもカールツァイス設計の銘レンズ『Sonnar』(ゾナー)を搭載したモデルが発売開始されました。
IMG_1181IMG_1178



この時に、どちらのレンズが使われているか区別できるように
『Tessar』と『Sonnar』それぞれの頭文字をとって
『Rollei35 T』と『Rollei35 S』とで、区別されるようになりました。
IMG_1177IMG_1178



『ローライ35 T』と『ローライ35』はどちらも『Tessar』を搭載しており、
この2つは年式の違いによるもので、基本的には同じカメラなのです。
IMG_1177IMG_1180IMG_1179





それでは『T』と『S』は具体的にどう違うのでしょうか。





『Tessar』レンズが3群4枚・最大開放値F3.5なのに対して、
『Sonnar』レンズは4群5枚・最大開放値F2.8・HFTコーティング処理と、
スペック上は『Sonnar』に分がありますが、それだけで判断をしてしまわない方が良いでしょう。
IMG_1173IMG_1176







『Tessar』は、多くのカメラファンを魅了してきた銘レンズです。
IMG_1180
そのシャープさは「鷲の目」や「カミソリピント」や「切れ味するどい」
と表現されるほど、ものすごくシャープな描写です。
また「レンズは枚数が少ない方が素直な写りをする」という方もいて、
確かに発色は『Sonnar』に比べるとおとなし目です。
この2点から、シュッ!としたスマートでシャープな写真が撮れるのが『Tessar』だと捉えてもらうと良いでしょう。
白黒写真を撮る方には、白黒なのに色味が伝わるような諧調の豊かさを持った、このテッサーを好む方が多いようです。






一方『Sonnar』はレンズ設計による特徴と、『Rollei-HFT』コーティングによる特徴とで、
コントラスト高めで色調豊かな発色が特徴です。
IMG_1181
「ゾナーはテッサーよりも一色多い」と、まずその色彩のことを挙げる人が多いようです。
写真を撮ってみると、グッと色ノリの強い写真が撮れます。
発売された時代背景を考えても、カラーフィルムをメインに考えて作られていたことが分かります。
主張のある力強い写真を撮れるのが『Sonnar』だと捉えて下さい。





どちらも操作方法については変わりません。
どっちが良いですかね?と聞かれますが、好みの描写で選んでいただくのが一番かと思います。





と、本当はこの辺りを、写真を見ながら比較できればいいのですが、
ちょうどいま手元に良い比較サンプルがないので今日は作例は掲載しません。
後日必ず掲載しますので、その時に改めて写真を見比べていただきたいと思います。


同時に実店舗でも、ローライ35の撮り比べsampleアルバムを鋭意製作中です。
こちらの出来上がりも楽しみにしていて下さい。




今日はテッサーとゾナーをご紹介しましたが、
明日は隠し玉、『Xenar』(クセナー)をご紹介します。
お楽しみに。
[商品の詳細を見る]




商品の問い合わせはこちらまでお願いします。
MAP


記事検索
月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ