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50年近く生産されてきたハッセルブラッドは、
幾度かのマイナーチェンジをしてきたので、
500シリーズのボディにも何種類かあります。


「500C」「500C/M」「 503CX」「 503CXi」「 503CW」「500クラシック」「501C」「501C/M」


仕様が変更されているのでそれぞれに細かな違いがありますが、
ワタクシの着眼点では、以下の3つに分けられます。


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「500C」            「500C/M」          「503シリーズ」(503CX以降のもの)
















500C

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500Cシリーズの元祖。

ハッセルブラッドのマスターピースです。

50年代後半から60年代にかけてのモデルなので、
作り込みや素材の良さという点では最も優れています。 

内面反射防止のための焼き付け塗装の目地も、驚くほど細かく丁寧に施されています。

シャッターを押せば、金属音を含んだ重厚で心地よい音が響きます。

ただし、まだ初期型なのでスクリーンマットを交換するためには、工具が必要になりますが
クラシカルな物が好きな人は、迷わずこれを。












500C/M
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500Cを改良したモデルで、1970年〜1989年製造の超ロングセラーモデルです。

500Cからの改良点は、
スクリーンマットを工具無しで簡単に交換できるようになった点です。

1984年頃までの前期は、内面反射防止は全面焼き付け塗装です。
1985年以降は、バックシャッターのみパルパス材仕様になります。ボディ内部は焼き付け塗装です。

カメラの作りはもちろん、アクセサリーの拡張性、市場価格、コンディションの選びやすさなど
どれをとってもバランスのとれたモデルですので、誰にでもオススメできます。











503シリーズ
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1988年からつくられた503CXから、少し作りが変わります。

内面反射防止のための焼き付け塗装を止め、
変わりにボディ内部にまでパルパス材を貼るようになりました。

これを進化と捉えるか、はたまたコストダウンと捉えるか、それは人によってそれぞれでしょう。

内面反射防止の効果は高いのでしょうが、パルパス材が割れている個体がほとんどです。
撮影に影響はありませんが、交換が必要になった時の修理代が若干高価です。

アキュートマットが標準装備になったり、TTL同調機能が付いているので、(503CWはワインダーにも対応)
実用重視の方や、できるだけ新しいカメラが安心という方にオススメです。










おまけ

ハッセルブラッドはボディとマガジンの製造年が分かるというのは、
結構有名な話です。

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ボディとマガジンの接合部の下側にシリアルNO.が入っていて
そこのアルファベットを読み取ると何年製なのかが判別できます。

V H P I C T U R E S
1  2 3 4 5  6 7  8 9  0

「ビクター・ハッセル・ピクチャーズ」

この合い言葉の頭文字を1から当てはめていけば、
そのハッセルが何年に作られたのかが分かってしまうという、ギミックです。

上の写真の場合、UEなので79年製だと分かります。




ちなみにレンズも、Cレンズ世代までなら製造年が解読できます。

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500Cシリーズが誕生した1957年に、最初の2桁を足します。
このレンズの場合、「2204」なので、1954+22=1979になります。

つまり1979年だということが分かります。
ちなみに残りの04は4月生まれということまで分かっちゃいます。




CF以降のレンズは表記が変わり、残念ながら解読方法を知りませんが、
こちらのサイトさんにシリアルナンバーを打ち込むと、解読してくれます。

少し上の解読方法とずれることもあるようですが、製造年の参考にできるので大変便利です。

あまり生まれ年にこだわって、欲しいものと違うモデルやコンディションの物を買うのは本末転倒ですが、
一つの検討材料になれば、面白いかもしれません。



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