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ハッセルブラッドの歴史を知ることで、博士の思想が垣間見えてきました。
博士の思想はそのまま、ハッセルブラッドのカメラの魅力にもつながっていきます。

ハッセルブラッドのレンズの良さは誰もが認めるところですが、
今回はそれ以外の視点から『ハッセルブラッドの魅力』について考察してみたいと思います。



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『ハッセルブラッドはカッコいい』

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これに異論を唱える人は少ないと思います。

ましかくの箱形ボディに、レンズがちょこんと付いている。
シンプルで無駄のないデザインで素っ気ないんだけど、どこかボテッとした愛嬌も持っている。

無骨で頑丈。
でもオシャレ。


ハッセルブラッドは僕がイメージする、スウェーデンらしさを体現したようなデザインのカメラです。



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『構えてる姿もまた、カッコいい』

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これはものすごく個人的な意見ですが、
ウエストレベルのカメラを構えてる姿はとてもカッコイイと思うのです。

カメラを抱え、背筋を伸ばし、頭を少し垂れて写真を撮る。
真剣に撮ってることは伝わるけども、その姿は優雅で涼しげな紳士然とした構え。
相手に変な威圧感を与えず、さらりとスマートに撮る。

いわゆるいかにもなカメラ小僧とは一線を画す、
余裕を感じさせる大人のカメラ。
それだけでも何だかちょっといい気分じゃありませんか。



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『ハッセルブラッドはよくできている』

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んなことは知っとるわい。
と、つっこまれてしまいそうですが、でも本当に良くできているのです。

ハッセルを持って実際に操作をしてみると、
実に巧みに各部がレイアウトされていることに気が付きます。

ここに博士の思想がチラリと見えてきます。

ハッセルブラッドは左手全体でカメラを持ち、左手人差し指でシャッターを押すように設計されています。
これは博士自身がハッセルを構えてるいくつかの写真からも証明されます。
(というか説明書の最初にもしっかりと書いてありましたw)

左手でカメラを持つということは、
空いた右手でピントや巻き上げなどの各操作を行うことになります。

カメラを持つ→露出を合わせる→ピントを合わせる→シャッターを切る→巻き上げる
という一連の動作を、一度もカメラを持ち替えることなく行うことができます。

操作中にカメラを持ち替えなければならないという煩わしさが一切無い、
実にシンプルかつ合理的なデザインのカメラなのです。

こういった操作性の良さは、使ってみて初めて分かるものです。
あまりに自然で良好な操作性につい見落としてしまいがちですが、その心配りの細やかさに感心します。

ユーザー目線に立った博士の一流の心遣いも、ハッセルブラッドが一流と謳われる所以の一つです。
そしてその心遣いにユーザーが気付いた時、より一層の満足感を味わうことになるのです。



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『ハッセルブラッドはコンパクトなカメラである』

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(左がハッセルブラッド)

これには異を唱える人がいると思います。

しかし「6x6」フォーマットを使うレンズ交換式一眼レフカメラの中で、ハッセルほど小型軽量のカメラはありません。
事実ハッセルを模倣した中判一眼レフカメラはどれも、ハッセルよりも一回り以上大きく重たいものばかりです。
セミ判と言われる小さい「6x4.5」フォーマットのカメラで、やっとハッセルと同等くらいの大きさになります。

しかしウエストレベルで撮影する場合、「6x4.5」のフォーマットは一つ大きな問題が発生します。

それは縦位置の撮影が大変困難になることです。

縦位置撮影をしようとするとアイレベル用のプリズムファインダーが必要になり、
結局はそのプリズムファインダーの分、大きさと重さがかさんでしまうことになります。

その点、正方形の「6x6」フォーマットなら縦も横も気にする必要がありません。

従ってプリズムファインダーを必要とせずにウエストレベルのみでも、
簡単にあらゆる撮影ができてしまうのです。

結果としてやはり、ハッセルが最も小型軽量の中判一眼レフカメラとなるわけです。



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『ハッセルブラッドは重くない』

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これまた反論をもらいそうな話ですが、
「注射なんて全然痛くない」とか「このカレーちっとも辛くない」みたいな極端な話ではありません。

当然重いのは重いのですが、そこまで重さを感じさせない。
ということを言いたいのです。

ハッセルブラッドの標準セットは約1500g。
1.5Lのペットボトル1本分相当の重量があります。

しかし、まるで子どもを抱えるかのようにカメラを構えるその姿勢のおかげか、
見た目程の大きさや重さを感じさせまん。

これまたウエストレベルファインダーのマジックなのかもしれません。
現在のハッセル女性ユーザーの多さを目の当たりにしたら、頷かざるを得ないところだと思います。

また、カメラをお腹に抱えるようにしっかり構えることで
手ブレが起きにくくなるというメリットも生まれます。



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『ハッセルブラッドの功績』

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博士は「6x6」というフォーマットに強くこだわりました。

縦横の構図を気にしなくて良いのですぐ撮影できるから・・・
レンズのイメージサークルとボディのバランスの問題から・・・

そのこだわりについては諸説ありますが、ともあれハッセルブラッドは
「6x6」フォーマットを使うカメラを50年以上に渡り製造し続けました。

ここに、ハッセルブラッドの最大の功績があります。

結果、ごく一部の例外を除いてほぼ全ての時代のレンズ・ボディ・マガジンなどが
自由に組み合わせられるというシステムが出来上がりました。

博士の頑ななまでの「6x6」に対する強い思いが、
時代を超越するほどの高い互換性を生み出したのです。

そしてそれが多くのユーザーの信頼を勝ち取る結果となり、リピーターを生み出し、
ハッセルブラッドのブランドを確かで強固なものに押し上げていくことになっていったのです。



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長々と書いてしまいましたが、このコンパクトな箱形カメラに、
博士のそういった思いがギュッと詰まってると思うと、時代を超えて壮大なロマンを感じずにはいられません。

見ず知らずのはずのビクター・ハッセルブラッド博士の人柄まで思い描けてしまうような、
そんな温かいカメラを持っているだけで、それだけで何だか嬉しくなってしまうのです。

(タドコロ)



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